ダイナミニ™ シリーズ - 接着剤供給装置
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ダイナミニホットメルト接着剤供給装置は、コンピュータ制御によるホットメルト供給装置です。操作パネルは世界中のどこの国のオペレーターでも使いやすいようすべてアイコン操作となっています。
ダイナミニは、当社の特許技術である炭化防止機能付きメルト・オン・デマンドシステムを採用しています。
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概要 |
ダイナミニ™ ホットメルト接着剤供給装置は、最適化された性能と高い信頼性を誇り、日常運転を簡素化できるように設計された小型ホットメルトユニットに理想的なユニットです。特許取得済みのメルト・オン・デマンドホッパーには標準で7年の保証期間が付与されます。接着剤の劣化も防止できます。
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ダイナミニシステムは、ホッパー、ホース、アプリケーターの温度を正確に比例制御します。また、ホースとヘッドをオンにするまでの加熱遅延時間のシーケンスをプログラムすることができます。
温度制御機能を使用すると、親機を事前設定された接着剤温度にインターロックしておき、接着剤が適温に達したときに自動的にプロセスを開始させることができます。システムにおけるすべての設定温度は、容易かつ迅速に変更可能です。
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• メルト・オン・デマンドホッパーグリッドにより接着剤の寿命が延び、性能が向上
• 保証期間7年のメルト・オン・デマンドホッパー
• 高精度プラチナセンサー搭載、自己診断機能付きP.I.D.デジタル温度制御装置
• 110/120V、200/240Vで使用可能。ピストンポンプまたはギヤポンプのいずれかを選択可
• アクセスカバーは着脱が容易なため、取り外してすべての構成機器のメンテナンスを楽に行える
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ダイナテックの独自性 |
メルト・オン・デマンド ホッパー
ホットメルト機器を停止させる第一の原因は接着剤の熱劣化です。
この問題に対処するためにITWダイナテックはメルト・オン・デマンド方式を開発し、特許を
取得しました。ITWダイナテックの縦型のホッパーは、接着剤を必要とされる量だけ溶かします。
ホッパー内のほとんどのホットメルトは低い温度のままで、固形に近い状態で維持されます。
メルト・オン・デマンド方式の利点は、スタートアップがより早いこと、エネルギー
コストを低く抑えられること、粘度のコントロールがし易いこと、臭いの発生が減少することです。
Mメルト・オン・デマンド ホッパー:
- エネルギー消費が少ない
ダイナメルトはホッパー内の低部にある接着剤のみを溶かすので、従来の機器と比較してエネルギー消費量が少なくてすみます。ホッパー内の全ての接着剤を溶かして維持する必要がないので、エネルギーや時間の節約になります。
- オペレーターの安全
ホッパー内上部の接着剤は比較的低温に維持され、大抵の場合固形の状態なので、
オペレーターが火傷する危険性が低くなります。
また、ホッパーに接着剤を補給する際の溶けた接着剤のはねかえりの危険性も低くなります。
- 準備完了までの時間が短い
ダイナミニシリーズはホッパー内の全ての接着剤を同時に溶かしません。
だから従来の機器と比較して、稼働準備が完了するまでの時間が短くてすみます。
- 接着剤の熱劣化が大幅に低減される
必要とされる量の接着剤のみを溶かすことにより、炭化の問題を最小限に抑えます。
従来の機器においては、接着剤を補給した時、固形の接着剤がタンクの底に沈んでゆき、古い接着剤をタンクの上部へ押し上げていました。
このようにして接着剤が長い時間熱にさらされ、それが炭化の主な原因の1つとなっていました。
メルト・オン・デマンド方式ではこのようなことは起こりません。ホッパーの底にある溶
けた接着剤が先に使われます。もう1つの重要な利点は、メルト・オン・デマンド方式に
より加熱されるのはホッパー底部のみで、これによりホッパー側壁上の炭化物の蓄積が最小限に抑えられる
ということです。
- メンテナンスの頻度低減
メルト・オン・デマンド方式では、機器のメンテナンスの頻度が少なくてすみます。
炭化物をドレインポートから排出する頻度を大幅に軽減でき、フィルター詰まりやノズル詰まりも軽減します。