DY 2002™ シリーズ - パターンコントローラー
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主な特徴:
チャンネル数2
1チャンネルにつきパターン数4
メモリ保存可能なプログラム数12
距離モード、時間モード、ドライバーモード
チャンネルごとのトリガ入力
圧力立ち上がりをプログラム可能
操作しやすいメニュー構成
パレット積載モードに対応
生産数量カウンターを内蔵
機械動作速度は最大600m/分(2000fpm)@0.5mm(0.02インチ)
スケーラブル動作速度入力
DC55VまたはDC170Vでオーバーエキサイテーション
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概要 |
DY2002パターンコントローラーは、接着剤塗布システムの構成機器で、ホットメルトユニット、コールドグルー圧力容器またはコールドグルーポンプ、ホース、ヘッドと共にシステムを構成します。本コントローラーはホットメルト接着剤にもコールドグルーにも使用することができます。
DY2002は、2つのソレノイドを動作させて個別の接着剤パターンを生成することができます。各チャンネルでは、最大で4つの接着剤パターン(4種類の遅延時間と4種類の接着剤)をプログラムすることができます。各チャンネルは、6つの異なる距離モードまたはドライバーモードのいずれかで動作できます。また、エンコーダーが不要な定速度塗布の場合は、コントローラーをタイマーとしてプログラムすることもできます。駆動出力は、使用可能な2つのトリガ入力のいずれかにより、または設定されている動作速度を超えた場合にオンにすることができます。また、ヘッドのバルブの起動速度を高めるために出力チャンネルを「オーバーエキサイト」することもできます。使用可能な各出力チャンネルを個別にオーバーエキサイトすることができます。
距離モード時はエンコーダー入力を使用して親機の速度を監視し、コントローラーの表示器に表示することができます。ホットメルトユニットのギヤポンプに接続された立ち上がり出力、あるいはコールドグルーやホットメルト接着剤のピストンポンプシステム内のI/PまたはU/Pトランスデューサーを使用して、接着剤吐出量の変化や、親機速度の変化を追跡制御することができます。圧力対速度の曲線をプログラムすることも可能です(基本となるのは2点曲線である直線)。
DY2002は、動作速度の変化がない機器構成でエンコーダー速度入力が不要な場合にタイマーとして使用したり、PLCやPLSなど他の制御装置を使用して接着剤吐出パターンを制御する機器構成の場合にドライバーとして使用することもできます。これらのモードでは、このユニットから接着剤吐出量を制御することも可能ですが、その場合は手動で制御操作を行う必要があります。
親機の接点の開閉によりコントローラーの駆動出力をオン/オフできる機械動作接点も用意されています。この機能はコントローラーの通常機能より優先されるため、親機のセットアップ(準備)やメンテナンスを行っているときに接着剤アプリケーターが作動するのを防止することができます。接点回路は、「N.O./常開」にも「N.C./常閉」にも設定できます。
2つのリレー出力が用意されており、コントローラーの異常、ゼロ速度、停止などの状態を知らせることができます。これらの出力は、「N.O./常開」にも「N.C./常閉」にも設定できます。